ブガッティ

ブガッティ(Bugatti)は、

1909年、イタリア出身の自動車技術者、エットーレ・ブガッティがアルザス(当時ドイツ領)に設立した自動車会社。1940年代初頭まで主に高性能スポーツカーやレースカーを製造していた。

1998年にブガッティ・アウトモビリSpAからフォルクスワーゲンAGが商標権を買い上げ、ブガッティ・オトモビルを設立。フランスのアルザスに本社を置いた。

ブガッティ・ヴェイロン(Veyron 16.4 )は、ブガッティ・オトモビルが2005年から2015年にかけて製造していたスーパーカーである。正式車名の「16.4」はV8気筒×2のW16気筒+4ターボチャージャーであることを表している。ミッドシップマウントされた8.0Lの排気量を持つW型16気筒エンジンは4基のターボチャージャーにより過給され、1001PSを発生する。厳しい冷却条件を満たすため冷却水は50リットル、エンジンオイルは23リットル必要である。製造時、このエンジンはすべて8時間のベンチテストにかけられた後、6,500rpmのレッドラインで数分間回される。[要出典]

四輪駆動で、発進から100km/hまで2.5秒で加速し、200km/hまでは7.5秒、300km/hまでは16.7秒、0-200mは6.6秒(到達速度188km/h、カーグラフィック誌計測)、0-400mは9.95秒(到達速度235km/h、同誌計測)、そして最高速度は407km/hに達するとメーカーより発表されている。ただし最高速に達するまでには11km、そこからのブレーキングに500mが必要なため、最高速を出すには最低11.5kmの直線が必要になる。

ブガッティ・シロン(Chiron)とは、ブガッティ・オトモビルが2016年から全世界500台限定で製造しているスーパーカーである。エンジン形式(パワートレイン)はヴェイロンと同じだが、出力、トルク共に大幅に向上。ブガッティ・ヴェイロンの1001馬力に対してシロンは1500馬力に到達。シロンのエクステリアは、戦前のブガッティのアイコンを現代風にアレンジしながらも、空力や1500psのエンジンが発する熱を効果的に逃がすための技術に裏付けされたデザインが施されている。

2014年、福井県輸入車ディーラー「あおい商事」(AOIホールディングス)がブガッティ・オートモビルズと代理店契約を締結し、日本でのブガッティブランドの正規総代理店として「Bugatti Japan株式会社」を設立。2015年11月11日東京・南青山にライフスタイル・ブティックを併設したショールーム「ブガッティ東京」をオープンした。しかし2018年に販売を終了した。跡地は同じAOIホールディングスのグループ会社「グランムーヴジャパン株式会社」がショールームおよび会員制ワインバーとして運用している。

2020年2月1日、「SKY GROUP」(モトーレンニイガタ)がブガッティ・オートモビルズと代理店契約を締結し、東京・南麻布にてショールーム「ブガッティ東京」をオープンした。