ライカン

Wモーターズ・ライカンハイパースポーツ(Lykan HyperSport)は、アラブ首長国連邦の自動車メーカーであるWモーターズが製造販売しているスーパーカーである。

2012年、当時レバノンの首都ベイルートにて設立された新興自動車メーカー、Wモーターズによって2013年1月のカタールモーターショーにて発表されたアラブ諸国初のスーパーカーである。ライカンとは、「神話に出てくる狼男の中でも自由自在に変身できる最も進んだ種族」を意味する。

搭載エンジンは、ポルシェのチューニングカーメーカーとして知られるドイツのRUF社製の水平対向型6気筒ツインターボで、最高出力760馬力、最大トルク101.7kgmを発生し、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は395km/hを誇る。

内外のデザインを手がけたのは、コヴェントリー大学で自動車デザインをおさめたフランス人デザイナーである。インテリアについては極めて豪華な素材で作られており、上質な皮のシートに金とダイヤモンドがちりばめられたダッシュボードの他、シートのステッチには手縫いの金糸が使用され、ナビゲーションディスプレイには日本のアスカネットが開発した3Dホログラムディスプレイを採用している。またエクステリアにおいても、LEDヘッドライトにダイヤモンドコーティングが施されているのが特徴。キーについてもカーボンファイバー、チタン、宝石といったこれもまた豪華な素材で装飾されている。

こうした性能やデザインにより、販売価格は340万ドル(日本円で約3億4000万円)とブガッティ・ヴェイロンを超える程の世界で最も高価な車のトップとして数えられている上、世界7台限定での販売となっている。にもかかわらず、既に全世界から100件以上のオーダーが入っているという。

アゲーラ

アゲーラ(Agera)はスウェーデンの自動車メーカーケーニグセグが2011年から販売するスーパーカーである。ここではベースモデルの「アゲーラ」に加え、スペックが強化された「アゲーラR」などについても記述する。

ケーニグセグ・CCXの後継機として発表された。車名はスウェーデン語で「行動する」という意味の"Agera"と、古代ギリシャ語で「不老」という意味の"Ageratos"からとられた。

2010年3月のジュネーヴモーターショーで発表された。自社開発のV型8気筒5.0Lツインターボエンジン。発表当時の排気量は4.7Lの予定だったが、販売時に5.0Lに変更になった。最高出力940PS/6,900rpm。2,700rpmから6,170rpmまでの広い回転域で1,000Nm以上のトルクを発生させることができ、最大トルクは1,100Nm/4,000rpm。

エクステリアデザインは歴代モデルと同様のコンセプトを持つが、空力性能が向上しておりCd値は0.26である。

100km/hまでの加速時間は3.1秒、200km/hまでは8.0秒、さらに100km/hからの制動距離は30.5mであり、加速、制動性能ともにクラス最高レベルに達する。最高速度は395km/hと公表されている。

アゲーラをも超えるのが、[R]2011年のジュネーヴモーターショーで発表された、アゲーラをベースにその性能を向上させたモデルである。エンジンにはアゲーラから大きな変更はないが、最高出力は1,115PS/6,900rpm、最大トルク1,200Nm/4,100rpmであり、それぞれ175PS、100Nm向上している。100km/hまでの加速時間は2.9秒、200km/hまでは7.5秒でこちらもアゲーラより速く、耐・横G性能は1.6Gであり、コーナリング性能も高い。最高速度は理論上440km/hも可能であるとされる(タイヤの耐久力が追いつかないため実際には未知数)。

2013年にマイナーチェンジ。最高出力は25PS向上して1,140PSに、許容回転数は7,250rpmから7,500rpmに引き上げられた。足回りには中空構造のワンピースカーボンファイバーホイールを装着、サスペンションも改良が施された。また新たにエアロパーツを補強したことでダウンフォース量も向上した。

数あるアゲーラの中でも最強と称される[One:1]2014年のジュネーヴモーターショーで発表された、ケーニグセグの創業20周年を記念して作られたアゲーラの究極モデル。生産台数6台。性能は最高出力1360PS、最大トルク1371Nmに引き上げられた。理論上の最高速度は440km/hと公表されている。また、空力面でも2本のシャークフィンやアクティブエアロシステムを装備するなど大幅な改良が施されている。名前の由来は、最高出力が1360PSなのに対し、車重も1360kgでパワーウェイトレシオが1:1=One:1な事から。1360PS(1341HP)というパワーが1メガワットに当たることから、ケーニグセグはこれを「メガ・カー」と呼称している。

サッカー

サッカー(米: Soccer,英: Football)は、丸い球体を用いて1チームが11人の計2チームの間で行われるスポーツ競技の一つである。アソシエーション・フットボール(association football;協会式フットボールの意)ないしはアソシエーション式フットボールとも呼ばれる。他のフットボールコードと比較して、手の使用が極端に制限されるという特徴がある。蹴球とも言う。

サッカーでのファンの基本的な目的は、試合中にチームを励ますことである。

サッカーは、210を越える国と地域で、多くの選手達によってプレーされており、4年に一度行われるFIFAワールドカップのテレビ視聴者数は全世界で通算300億人を超えており[1]、世界で最も人気のあるスポーツといえる。試合は、それぞれの短い方の辺の中央にゴールがある長方形のフィールドでプレーされる。試合の目的は、相手ゴールにボールを入れ得点することである。

1チームは基本11人。少なくとも7人以上いれば試合ができる。少人数制のルールもある。2チームが敵味方となり、1個のボールを主に足を使って移動させ(腕、手を使ってはいけない)、自チームのゴールを守りつつ、相手チームのゴールへ運び、相手ゴールにボールが入ると自チームの得点が1点加算される(ゴール型)。試合は制限時間のホイッスルによって終了し、時間内により多くの得点を記録したチームが勝ちとなる。足を使うことが基本であるが、手と腕以外の部分であれば使っても問題ない。例えば、もも、胸、頭、肩、膝などが挙げられる。手や腕でボールを故意に扱った場合は反則となる。各チームには1人だけ、ゴールキーパーというゴールを守る特別な役割のプレーヤーを置くことが定められている。ゴールキーパーだけが、自ゴール前の一定の領域(ペナルティエリア)内に限り、手を含む全身でボールを扱うことを許される。

サッカーはボール以外に特に重要な道具を必要とせず、ルールも単純なため、先進国のみならず経済水準や教育水準が低い国に至るまで広く普及している。11人でチームを作りグラウンドの上でプレーするという形態以外にも、様々な姿に形を変え、ラテンアメリカやヨーロッパを中心に老若男女を問わず、世界中のあらゆる地域でプレーされている。世界中のほとんどの国でナショナルチームが組織されていることはその現われの一つである。母数が多いため、純粋な統計を調べることは難しいが、競技人口および国際的な認識が最も高いスポーツの一つであるといえる。FIFAには2019年5月13日時点で全世界211の国と地域のサッカー協会が加盟しており(国だけでなく地域が加盟の理由はFIFA)、この他にもFIFA未加盟のサッカー協会が複数存在する。競技人口は2019年時点で2億6500万人以上(FIFA加盟の各国サッカー協会に登録料を支払い登録している選手の合計)で、競技人口に審判や競技役員も合わせたサッカー競技活動従事者は2億7千万人以上と国際サッカー連盟(FIFA)は発表している。2019年時点の各国別の競技人口ランキングも、FIFA公式HPで閲覧することが出来る(但し、2019年時点でのFIFA加盟協会のみ。All Playersは各協会未登録者も合わせた競技人口、Registered playersは各協会登録競技者人口、Unregistered Playersが各協会未登録競技人口、Clubsがクラブ数、Officialsが競技役員総数)。